含気[不活性ガス充填]包装により、素材の風味・色・カタチを損なわずに鮮度を保持します。これらは従来のレトルト殺菌水・真空パック製法などみみられる食品劣化をおさえ、しかも薄味のままで常温保存(開封前)を可能とする技術です。
通常、製造日より6ヵ月~1年間常温保存が可能。また、風味・食感を損なわないのが最大の特徴です。
大阪湾で獲れた新鮮な魚を、「安全に」「手軽に」「おいしく」「長期に常温保存可能」という、相反する要素を満たすために、さまざまな加工方法の検討が行われました。
ご存じの通り、長期保存に適した調理方法は「レトルト加工」や「真空調理法」があります。
これらはどちらも非常に優れた調理方法で、各々の利点をもっていますが、残念ながら「新鮮な魚を調理する」には不向きというのがわかりました。
例えばレトルト食品における高温加熱殺菌では、内容物の変形・変色・ブロッキング現象が起こり、繊細な魚の身が崩れてしまいます。
弊社が扱う「なにわの漁師菜シリーズ」魚の煮付けで云うと、身が崩れるのであれば水揚げしたての「身の締った魚」を使う意味がなく、色が変わるのであれば魚料理の重要なファクターである「見た目の美しさ」も損なわれてしまいます。
調査・検討と試行錯誤のうえ、、最終的に選択した技術が「新含気調理システム」でした。
| 加工方法 | 調理方法 | 利点 | 難点 |
| レトルト加工法 | 真空包装後、高温加熱殺菌 | 常温流通、保管、販売が可能 携帯に便利 賞味期間が長い |
食感が劣る 素材の変色が起こる 内容物の変形、ブロッキングが起こる レトルト臭、レトルト焼けが発生する |
| 真空調理法 | 真空包装後、低温加熱調理殺菌 | 食感や色の変化が少ない | 冷蔵流通、保管のため物流コストが高い 内容物の変形、ブロッキングが起こる 賞味期間が短い |
| 新含気調理システム | 前処理で滅菌処理 包装時に不活性ガスを充填し多段加熱殺菌 |
食感や色の変化が少ない 常温流通・保管・販売可能 賞味期間が長い 素材のソフト性の保持可能 |
上記2加工法の難点はほぼ改善されている |